一般相対性理論や量子論、素粒子理論など、現代の物理理論は、さまざまな自然現象や事象、ミクロの世界などの構造なども説き明かしてきた。しかし、そんな高度な現代物理学を駆使しても全体の4%程度しか、わかっていないものが存在する。残りの96%は未だになんなのか分かっていない。
そう、宇宙空間である。
私の今の職場は日本橋であり、すぐ近くに日本橋丸善がある。昼休みなどに、フラッと立ち寄ったりするのだが、色々、並べられている本を見ていると、興味をそそられる本がいくつかある。
そんな本の中の一つがこれである。
内容としては以下の13つである。
●本書で扱う13の謎
1 暗黒物質・暗黒エネルギー――宇宙論の大問題。でもそんなものは存在しない?
2 パイオニア変則事象――物理法則に背く軌道を飛ぶ二機の宇宙探査機
3 物理定数の不定――電磁力や強い力、弱い力の強さは昔は違っていた?
4 常温核融合――魔女狩りのように糾弾されたが、それでよかったのか?
5 生命とは何か?――誰も答えられない問い。合成生物はその答えになる?
6 火星の生命探査実験――生命の反応を捕らえたバイキングの結果はなぜ否定された?
7 ”ワオ!”信号――ETからのメッセージとしか思えない信号が一度だけ……
8 巨大ウイルス――私たちはウイルスの子孫? 物議をかもす異形のウイルス
9 死――生物が死ななければならない理由が科学で説明できない
10 セックス――有性生殖をする理由が科学ではわからない
11 自由意志――「そんなものは存在しない」という証拠が積み重なっている
12 プラシーボ効果――ニセの薬でも効くなら、本物の薬はどう評価すべきか?
13 ホメオパシー(同種療法)――明らかに不合理なのになぜ世界じゅうで普及しているのか?
冒頭で書いた内容は、1番目の話である。
最近の望遠鏡などで宇宙の観測により、宇宙空間は膨張し続けていることが分かってきている。
そう、宇宙空間はどんどん広がっているのだそうだ。
これは観測結果から事実なのだそうだが、この宇宙空間を膨張させるエネルギーがなんなのか、さっぱり分かっていなのである。通常、ものを膨張させる場合、なんらかのエネルギーが必要になる。
しかしながら、宇宙空間を膨張させるエネルギーがどこにあるのかが、分からないのだそうだ。
このエネルギーのことを暗黒エネルギーと呼ぶそうである。
このエネルギーを解明するため、さまざまな実験が行われ、新しい理論などを持ち出して検証しているのだが、結局未だ謎のままなのだそうだ。
ニュートン力学では説明が出来ない事象(光の速度)が現れ、にほころびが出始めた頃に、一般相対性理論が誕生し、相対性理論では表せない事象(原子や電子の振舞い)を補う形で量子論、素粒子理論が登場してきた。
そして、これらの理論を駆使しても説明がつかない謎が出てきている。
これは、また新しい物理理論の誕生の前触れなのかもしれない。
世界は謎に満ちている。